Square レシピで食材原価を追跡する
食材原価の追跡機能について
食材原価の追跡機能を使用すると、食材を商品ライブラリに追加したり、その食材を使ってメニュー商品のレシピを作成したり、料理の原価を自動的に追跡したりできます。レシピが設定されたメニュー商品を販売すると、食材在庫が減少し、食材の単位原価に基づいて売上原価(COGS)と利益率が計算されます。
食材原価の追跡機能では、以下のことが行えます。
食材を商品ライブラリに手動で追加、またはCSVファイルからインポートする
メニュー商品にレシピを関連付けて、販売商品と使用食材を紐付ける
食材の在庫量を追跡し、在庫がなくなるとメニュー商品を自動的に「売り切れ」に設定する
レポートに各メニュー商品の売上原価と利益率を表示する
詳細な在庫追跡を有効にしなくても、原価追跡機能(簡易版)で利益率をモニタリングできる
ご注意:食材原価の追跡機能はベータ版のため、今後変更される可能性があります。
はじめに
食材原価の追跡機能のご利用に際し、現時点では以下の制限事項があります。
商品タイプは、必ず「調理済み食品および飲料」に設定。商品が他のタイプ(有形商品など)に設定されていると、レシピオプションは表示されません。
まとめ仕込みや複数階層のレシピには非対応。すでにレシピが設定されている食材には、別のレシピを作成できません。たとえば、「ピザ生地」のレシピを作成し、それを「ピザ」のレシピ内で使うことはできません。シンプルな単一階層のレシピとして作成してください。
カスタマイズにはレシピ設定不可。カスタマイズは、在庫や原価の追跡に対応していません。「チーズ増量」や「ソース追加」などのオプション商品を販売しても、食材の在庫量は減らず、レシピごとの売上原価にも反映されません。
複数のバリエーションがある商品にはレシピ設定不可。複数のバリエーション(S、M、Lなど)がある商品には、レシピを設定できません。代わりに、各サイズをバリエーションでなく個別の商品として設定できます。
提供状況は「可」または「不可」のみ。レシピ内で在庫追跡の対象となっている食材のいずれかが在庫切れになると、そのメニュー商品は自動的に「売り切れ」となります。この設定を上書き変更すると、POSレジで引き続きその商品を販売できます。
設定を管理しやすく保つために、まずは売上や利益率が最も高い上位10~20のメニュー商品から始め、徐々に対象を広げていくことをお勧めします。
商品ライブラリに食材を追加する
食材は、CSVファイルから一括インポートするか、1つずつ登録できます。
スプレッドシートまたは別のシステムにすでに材料の一覧がある場合は、この方法を使います。
- Square データにログインし、[商品と注文] > [商品] の順に進みます。
- [アクション] > [商品ライブラリをインポート] の順に選択します。
- インポートウィンドウで、[テンプレートをダウンロード] を選択し、CSVファイルを保存します。
- テンプレートを開き、名前、カテゴリ、単位、単位原価、商品番号(SKU)など、食材の詳細を入力します。「食材」などの専用カテゴリを使うと、食材商品をフィルタリングして販売可能なメニュー商品とは別に管理できます。
- Square データの [商品ライブラリをインポート] に戻り、入力が完了したファイルをアップロードして [次へ] を選択します。
- ファイル内の各列を正しいSquareフィールドに一致させ、[次へ] を選択してインポートを開始します。
- 確認バナーをレビューし、インポートされた商品の数を確かめます。
インポートされた商品は商品ライブラリに表示され、レシピに紐づけることができます。
インポートするスプレッドシートがない場合は、食材を個別に作成できます。
- Square データにログインし、[商品と注文] > [商品] の順に進みます。
- [商品を登録] を選択します。
- 商品名とカテゴリを入力します。「食材」などの専用カテゴリを使うと、食材商品をフィルタリングして販売可能なメニュー商品とは別に管理できます。
- 初期設定のバリエーションの [価格] セクションで、単位を選択します。初期設定の単位は「個(EA)」に設定されています。
- 食材の計量単位(オンス、ポンド、リットルなど)を選択します。この食材を複数の単位で受け取ったり使ったりする予定がある場合は、[複数の単位で販売] を選択し、[単位を追加] または [別の単位を追加] を使って各単位とその換算を定義します。詳しくは、在庫変換と販売単位を設定する方法をご覧ください。
- この食材を直接販売する予定がない場合は、[価格] を入力するか、このフィールドを空白のままにします。
- この食材の在庫レベルに基づいてSquareで在庫状況を追跡する場合は、[在庫追跡] をオンにします。
- [保存] を選択します。
スタッフが食材を直接販売しないようにする場合は、その食材を「内部使用のみ」に設定すると、お会計画面に表示されなくなります。
- 単一バリエーションの商品の場合:商品を開き、[お会計を管理] セクションまでスクロールし、[内部使用のみ] をオンにします。
- 複数のバリエーションまたは複数の単位を持つ商品の場合:バリエーション名を選択してバリエーションの詳細を開き、非表示にする単位までスクロールし、その単位の [内部使用のみ] をオンにします。
詳しくは、販売不可のバリエーションを作成する方法をご覧ください。
メニュー商品にレシピを追加する
レシピを使用すると、販売メニュー商品と使用食材を紐付けられます。商品を販売すると、食材の在庫量が減少し、食材原価が売上原価と利益率の計算に反映されます。
Square データにログインし、[商品と注文] > [商品] の順に進みます。
レシピを追加するメニュー商品を見つけて選択すると、商品エディタが開きます。[商品を登録] を選択して、新規のメニュー商品を登録することも可能です。
未登録の場合は、商品の詳細(商品名、カテゴリ、価格)を入力します。
「レシピ」セクションまでスクロールし、[追加] を選択します。
レシピに含める各食材を検索して選択し、[完了] を選択します。
レシピの各食材に対し、メニュー商品1単位あたりの使用量を入力します(例:ベーコン2枚、シロップ30ml)。
単位(オンス、グラムなど)が、その食材の在庫管理に使用している単位と一致していることを確認します。単位が一致しない場合は、食材画面に戻って修正します。
[保存] を選択します。
レシピにおける提供状況と在庫の仕組み
レシピが設定されたメニュー商品を販売すると、各食材の在庫量がレシピの数量に応じて減少します。
レシピ内で在庫追跡の対象となっている食材のいずれかが不足すると、そのメニュー商品は自動的に「売り切れ」となります。
「売り切れ」ステータスを上書き変更すると、POSレジで引き続きその商品を販売できます。
食材の在庫量と原価を更新する
食材の在庫量と単位原価を正確に保つと、「売り切れ」設定が自動的に適用されるほか、売上原価と利益率が正確に計算されます。在庫の更新は、Square データまたはPOSレジの在庫アプレットから行えます。
在庫概要ページを使い、配送品の入荷や一括調整を行います。
- Square データにログインし、[商品と注文] > [在庫] > [在庫概要] の順に進みます。
- フィルターまたは検索機能を使い、更新する食材を見つけます。このページには、在庫追跡がオンになっている商品のみが表示されます。
- [アクション] > [在庫を入荷] の順に選択して新規入荷を行うか、[在庫を調整] を選択して在庫 数を修正します。
- 各商品について、在庫のアクション(在庫入荷など)、取引先名、この配送品の単位原価、入荷数量と単位を入力します。
また、[商品と注文] > [商品] の順に進んで任意の商品を開き、[在庫を管理] を選択してそこから在庫を入荷または調整することで、個々の商品の在庫を更新することもできます。
売上原価と利益率を確認する
レシピ、在庫量、単位原価の設定が完了すると、各メニュー商品の原価や利益に関するデータを確認できます。
Square データにログインし、[レポート] > [在庫レポート] > [売上原価(COGS)] の順に移動します。
各商品のレポート列では、販売数量、売上原価、総売上高、利益、利益率などを確認できます。列の内容は地域によって異なる場合があります。
レシピでは、食材の単位原価に基づいて各メニュー商品の原価と利益率が計算されます。価格を変更する際は、レポートを正確に保つため、食材の単位原価を最新の状態に更新してください。
詳細な在庫追跡の代わりに原価追跡機能(簡易版)を利用する
在庫量を追跡せずに原価と利益率をモニタリングする場合は、原価追跡機能(簡易版)をご利用いただけます。
在庫追跡がオフの場合でも、商品の単位原価を入力できます。利益率レポートでは、その原価が使用されます。
商品にレシピが設定されている場合、その原価は食材原価の合計から算出されます。そのメニュー商品自体の単位原価フィールドは表示されなくなりますが、各食材の単位原価は引き続き設定できます。
ロットごとの詳細な在庫追跡を行うには、「在庫を管理」フローで入荷在庫ごとの単位原価を設定します。
原価追跡機能(簡易版)は、小規模な管理から始めるのに適しています。まずは単位原価を登録し、後から徐々にレシピや在庫追跡を導入できます。