「無料提供/取消」機能を利用するには
Squareの無料提供/取消機能は、お客さまの伝票から商品や請求を削除するときに使用します。変更後の詳細はSquare データで追跡できます。間違いや変更の追跡、スタッフの操作の監視、何らかの紛失が生じた際の記録が行えるようになります。
無料提供/取消にアクセスし、管理する
無料提供/取消を行う際、スタッフはそのつど理由を選択します。Square データの [商品] > [設定] から、理由を作成および更新できます。取り消した内容はお客さまの伝票やレシートには表示されません。無料提供の商品の場合、伝票には表示されますが、詳細は表示されません。
無料提供/取消を使用するタイミング
無料提供/取消機能は、誤って追加した商品の削除ではありません。使用には注意が必要です。
商品の注文があったものの準備できていない場合、取消機能で商品を取り消し、お客さまの伝票から削除します。取り消した商品の記録は、Square データに表示されます。
例:お客さまが「フライドチキン」を注文したのに、ホール担当が誤って伝票に「ローストチキン」を追加してしまい、オーダーをキッチンに通した後に、その誤りに気づいたとき。キッチンが準備を開始する前であるか、または別の注文で「ローストチキン」を再利用する場合は、「取消」を使用します。
商品を「無料提供」にすると、商品の代金はお客さまの伝票に無料として表示されます。ミスの埋め合わせや、感謝の印として商品を無料提供できます。無料提供した商品の記録は、Square データに表示されます。
例:お客さまが「フライドチキン」を注文したのに、ホール担当が誤って伝票に「ローストチキン」を追加してしまい、注文ができあがった後に気づいたとき。ホール担当はお詫びとして「ローストチキン」を無料提供し、正しい注文である「フライドチキン」を追加オーダーとしてキッチンに通します。
スタッフによる無料提供/取消の使用を有効にする
Square データで無料提供理由を有効にして、スタッフが商品を無料提供するときに理由を選べるようにします。
スタッフが無料提供の理由を選択できるよう、項目を作成します。
Square データで無料提供/取消を有効にする
Square データで取消理由を有効にして、スタッフが商品を取り消すときに理由を選べるようにします。
スタッフが取消理由を選択できるよう、項目を作成します。
Square データで無料提供 / 取消理由を作成したら、同じくSquare データでスタッフのアクセス権限グループおよびアクセス権限を編集し、必要に応じて無料提供 / 取消の利用を解除または許可します。「保留会計に保存された商品の削除または取消」を実行できるスタッフのアクセス権限設定では、商品の取消ができます。「特定のディスカウントと無料提供の適用」を実行できるアクセス権限設定では、商品の無料提供が可能です。スタッフが処理した無料提供や取消の履歴は、取引履歴ログに表示されます。
ご注意:無料提供 / 取消の機能はデフォルトでオンに設定されています。スタッフへのアクセス権限の割り当て方法について詳しくは、こちらをご覧ください。また、アクセス権限設定の権限を編集するには、Square データの [スタッフ] セクションにアクセスしてください。
無料提供 / 取消を使用する
Squareデータで「無料提供 / 取消」機能を有効にすると、Square Square POSレジアプリですぐにこの機能を利用できるようになります。
商品を無料提供にする手順は以下のとおりです。
カートにある商品をタップ
[商品を無料提供] をタップ
理由を選択
画面右上にある [無料提供] をタップ
ご注意:現在のところ、商品の一部あるいは伝票の一定割合を無料提供するといった処理は行えませんが、商品にディスカウントを適用することは可能です。
保留中の伝票で商品を取り消す手順は、以下のとおりです。
[伝票] をタップして、伝票を選択
取り消す商品を選択
[商品を取り消す] をタップ
理由を選択
画面右上にある [取り消す] をタップします。
[保存] をタップして、保留中の伝票を保存するか、[お会計] をタップして、伝票を精算。
ご注意:商品を取り消すには、まず「保留会計」機能をオンにしてから保留伝票を作成してください。詳しくは、Squareレジで保留会計機能を使うをご覧ください。
保留中の伝票を無料提供または取り消すには、次の手順で操作します。
[伝票] をタップして、伝票を選択
カート上部の伝票名をタップ
[伝票の編集] を選択
[伝票を無料提供にする] または [伝票を取り消す] をタップ
理由を選択
画面右上にある [無料提供] ボタンまたは [取り消す] ボタンをタップ
複数の保留伝票をまとめて取り消す手順は、以下のとおりです。
[伝票] をタップして、[編集] を選択
取り消す保留伝票をすべて選択
[取り消す] をタップ
確認画面で [取り消す] をタップし、選択した伝票の取消を確認
理由を選択
[取り消す] をタップ
なお、決済がいったん処理されると、商品の取消や無料提供は行えません。その場合は払い戻しの処理が必要となります。
キッチンに送信された商品の取消を操作する:
キッチンオーダーシートの印刷ができない場合に取消確認を送信できる機能です。ホール担当者が注文を送信した後で間違いや変更に気づいた場合、キッチンに変更内容を知らせた上で、商品を無料提供するか、取り消すかを判断します。
API注文で無料提供 / 取消を使用する
API注文で無料提供 / 取消を使用すると、以下の操作を行えます。
注文全体または特定品目の無料提供 / 取消を行う。
在庫内で無料提供 / 取消が行われた商品を確認する。
既存の売上レポートに、無料提供 / 取消が行われた注文を入れた上で更新する。
無料提供 / 取消が全体または一部に行われた注文を計算する。
API注文を更新するには、[無料提供] または [取消] を選択し、理由を選択します。次に、注文全体または特定品目のみに無料提供 / 取消を適用するかを指定します。注文が取り消されると、注文ステータスが「キャンセル済み」になり、取消理由が表示されます。注文が無料提供されると、合計金額が¥0になり、無料提供の理由が表示されます。注文または単位品目から、無料提供や取消を削除することも可能です。
Square データ上の無料提供 / 取消レポート
無料提供や取消に関する履歴は、次の手順でSquare データのレポートセクションからご確認いただけます。
Square データの [レポート] セクションにアクセス
[レポート] メニューから、[無料提供] または [取消] を選択
ページ上部にあるフィルターを使用して検索条件を指定
詳しくは、Squareデータのサマリーとレポートをご覧ください。